お知らせ
5月31日に行われました。
福岡Breast Care Nursingに参加しました。
当院からは「乳がん薬物療法の適応決定の実際」の演題にて及川将弘医師、「乳がん薬物療法における副作用対策のポイント」の演題にて和田久美子乳腺一般病棟師長が講演を行いました。
(及川将弘医師)
(和田久美子乳腺一般病棟師長)
当院の職員も参加し、大変な有意義な時間になりました。
【参加した職員の感想】
まず基本的な乳癌の性質や、サブタイプの分類の説明をしてもらい改めて復習することができました。またエビデンスに基づいた治療を行うためにEBMを活用することで最も最適な治療を患者様に提供することができると思いました。また患者様にとってのアウトカムは状況に応じて変化するため、今はどうなのかを考えながら接してアセスメントしていくことが大切だと思いました。
外来では化学療法をされている患者も多いため患者様へ説明するポイントや観察のポイントを改めて学習できました。とくに末梢神経障害は患者様も悩まれている方が多く、患者様の生活の状況やセルフケア能力に応じた説明方法や関わりが大切だと思いました。
またアナフィラキシーについて、実際にまだ経験したことはなかったですが迅速に対応できるように症状、そして対応をまず自分が理解しておくことが改めて大切だと思いました。またそれだけでなく患者様にも説明を行い少しでも自分の変化に気づいたときに患者様からも発信してもらえるように指導していくことも迅速に対応するために必要なことであると感じました。
患者様の治療方針を決めるにあたり、医学的根拠やガイドライン上が全てではなく、患者様の背景や今後の生活をふまえた上での意思決定と、治療の比較が必要であることを学びました。患者様が正しく治療の目標を設定できるように、日々患者様と接することが多い私達が、患者様が大切にしていることや、10年後にどうしたいかという思いを聞き、主治医へつなぐ大切な役割があるのだと感じました。
また、日々患者様に様々なことを説明する機会があります。やはり初めてのことというのは、一度の説明ではすべてを覚えきれないため、どのような説明をしたらわかりやすいのかを考える事があります。今回の講義では様々な薬物治療に対して、患者様に説明する際は口頭だけではなく、パンフレットなどを用いて目で見て学んでいただく事や、薬物療法の副作用とその対処法、なぜ制限をかける必要があるのかなどを都度説明する大切さを学びました。日頃の患者様とのコミュニケーションや、説明の中でしっかりなぜなのかの根拠を伝えながら説明していきたいと思います。
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