乳がん検診Q&A
乳がん検診にはどんな種類があるのですか?
視触診、マンモグラフィ、超音波です。
マンモグラフィって何ですか?
乳がんを診断する方法のひとつで、乳腺、乳房専用のX線撮影です。
マンモグラフィは痛いと聞いたのですが…
乳房を薄く広げて圧迫するので、個人差はありますが痛みを伴うこともあります。
しかし、乳房内の病変が見つけやすくなり、より少ないX線量で撮影ができます。
しかし、乳房内の病変が見つけやすくなり、より少ないX線量で撮影ができます。
身体に影響はないのでしょうか?
マンモグラフィで浴びる放射線量は非常に少ないので心配はいりません。
放射線を浴びる範囲は乳房に限定されており(1回の撮影での平均乳腺線量は約2mGyです)、
普段の生活で浴びている自然放射線量の約10分の1、
また、東京ニューヨーク間の飛行機内で全身に浴びる宇宙放射線量と同じ程度です。
被ばくのリスクよりも病気の早期発見のメリットの方がはるかに大きいのです。
放射線を浴びる範囲は乳房に限定されており(1回の撮影での平均乳腺線量は約2mGyです)、
普段の生活で浴びている自然放射線量の約10分の1、
また、東京ニューヨーク間の飛行機内で全身に浴びる宇宙放射線量と同じ程度です。
被ばくのリスクよりも病気の早期発見のメリットの方がはるかに大きいのです。
何歳くらい、どのくらいの頻度で行けばいいのですか?
国の方針で40歳以上に2年に1回のマンモグラフィを勧めています。
(2年に1度の検診で市からの補助があります。)
(2年に1度の検診で市からの補助があります。)
視触診とはどんなものなのでしょうか?
乳房やわきの下を触り、しこりがないかを視ます。
超音波検診とはどんなものなのでしょうか?
検査用ジェルを塗り、機械を使ってしこりがないかを検査します。
マンモグラフィと超音波検診の大きな違いは何ですか?
マンモグラフィ検査は、乳がんの特徴のひとつである微細な石灰化の描出が可能ですが、
閉経前の発達した乳腺では乳腺内部の状態を正確に把握しづらいことがあります。
超音波検診は発達した乳腺でも比較的正確に視察可能です。
しこりの中の状態や広がり具合の描出に優れていますが、微細な石灰化についてはマンモグラフィには劣ります。
閉経前の発達した乳腺では乳腺内部の状態を正確に把握しづらいことがあります。
超音波検診は発達した乳腺でも比較的正確に視察可能です。
しこりの中の状態や広がり具合の描出に優れていますが、微細な石灰化についてはマンモグラフィには劣ります。
妊娠中でも乳がん検診はできますか?
妊娠中または妊娠の可能性のある方は、放射線の感受性が強い胎児への影響を考慮して、
基本的にはマンモグラフィ検査は行いません。 超音波検査は可能です。
基本的にはマンモグラフィ検査は行いません。 超音波検査は可能です。
閉経しているのですが、乳がん検診は必要ですか?
年齢別罹患率では40歳後半~50歳台がピークですが、
閉経したからといって乳がんにかからないわけではありません。
閉経したからといって乳がんにかからないわけではありません。
出産経験がないのですが、検診は必要ですか?
初潮が早いことや閉経が遅いことは体がエストロゲンに暴露される期間が長いことを意味します。
妊娠や出産経験のある女性に比べて、ない女性は乳がんの発症リスクが高く、
更に初産年齢が遅いほどリスクが高いことが分かっています。
妊娠や出産経験のある女性に比べて、ない女性は乳がんの発症リスクが高く、
更に初産年齢が遅いほどリスクが高いことが分かっています。
家族に乳がん歴がないのですが、検診は必要でしょうか?
必要です。家族に乳がんの方がいないからといって、乳がんにかからないわけではありません。
一方、乳がんの方がいる場合は、乳がんにかかりやすい体質である可能性があります。
特に複数おられる場合やトリプルネガティブの場合は、
遺伝性乳がんの可能性も考えられるため遺伝相談外来にご相談ください。
一方、乳がんの方がいる場合は、乳がんにかかりやすい体質である可能性があります。
特に複数おられる場合やトリプルネガティブの場合は、
遺伝性乳がんの可能性も考えられるため遺伝相談外来にご相談ください。
体形と乳がんは関係ありますか?
脂肪細胞でもエストロゲンが作られるため、成人してからの肥満もリスク要因とされています。
特に閉経後の肥満はリスク要因であることが分かっています。
特に閉経後の肥満はリスク要因であることが分かっています。